どうも!計画通りの正宗です。
2006年5月に発売された週刊少年ジャンプ24号(17年も前ですよ!?)で連載が終わってるにも関わらず、いまだにチラホラと話題になることがあるデスノート。
ライト君の敗因としてネット上でよく見られるものには主に、
・煽り耐性が無くてリンドLテイラーを殺してしまったこと
・Lの存在を無視できなかったこと
・ミサミサに足を引っ張られ続けたこと
・敵側陣営にジェバンニがいたこと
などが挙げられています。
はっきり言って、全てに同意出来ます。
長い間語られ続ける作品だけあって、他にもさまざまなライト君の敗因が挙げられてますよね。
しかし、ここで私もよく見かける説をあれこれ挙げるだけではこの記事を書いている意味がありません。
なので、ちょっと他では見たことがない説を今日はここに挙げてみようかと思います。
それがコレです。
■ライト君の敗因は『高田清美を殺した瞬間にある』説メロに拉致された高田清美の元に駆けつけるため、相沢さん、伊出さん、ライト君の三人で車に乗り込んだ時のことを覚えているでしょうか?
この時のライト君の心の中の声はこのように言っていました。
『全く...相沢も伊出も間抜けすぎる 率先して前の座席に... これでは やりがいがない』と。
お分かりでしょうか?
ライト君は、『人目を盗んでデスノートで人を殺すこと』に快楽性を見出しており、それが出来なくて『やりがいがない』と言っているんですね。
この瞬間、今までどうにか保ってきた『正義のため、平和のため、犯罪のない世界のため』というデスノートを使う大義名分は崩れ去り、
ライト君は殺人に快楽性を求めるゲス犯罪者に成り下がったのです。(※これ以前にはライト君が殺人そのものを楽しんでいる、という描写は一度もありません。Lが死んだ時であっても辛うじて『正義のため』という大義名分が成り立っています)
そう、ここです。
この瞬間が焦点です。
この瞬間が焦点になってるからこそ、1分違いでデスノートを使った魅上照の行動にライト君は気付けず、ニア陣営は魅上照が本物のデスノートを銀行の貸金庫に隠していたことに気付くことができ、結果としてライト君の敗北が確定したのです。
結論:高田清美を殺した瞬間、ライト君は『正義の革命家』から『ゲス犯罪者』に成り下がったため敗北が確定した。ということです。
漫画のストーリー展開に『ジャンプ主人公としての品性』というメタ視点をあからさまに持ち込まずして『悪は滅びる』というメッセージ性をさりげなく盛り込んだ、大場つぐみ氏の手腕に乾杯!!
『ルールとはいつの世界も神とされる者によって創られるものだ』とライト君も自分で言っていたし、大場つぐみ神の下した審判ならライト君の敗北もやむなしでしょう。
■おまけ:え?ライト君マジで?と最初に思ったシーンリュークとライト君の初対面の日。
リューク「そんな事したら性格悪いのおまえだけになるぞ」
ライト君「何を言ってるんだ?リューク。僕は日本一と言ってもいいくらいの真面目な優等生だよ」
性格の悪さについて問われてるのに、なぜ優秀さのアピールで返答するのかライト君。