ブログの記事を作成していて、ふとこんな迷いに囚われる事があったりしません?
『なんか記事の根拠が弱い気がする...誰かに間違いを指摘されたらどうしよう』
『内容がちょっと偏りすぎかな?...もし炎上とかしたらどうしよう』
『記事の考察が浅いかもしれないな...誰かにアホだと思われたらやだなぁ』
『自分なりの経験を書いてみたけど、本当にこれが誰にとっても正解になるのかどうか分からない...このまま投稿しちゃって本当に大丈夫かなぁ』
こんなふうに迷ってるあなたの背中をひと押しする『魔法の言葉』があります。
「知らんがな」→投稿ボタンをクリック。
これです。
世間様に多大な迷惑を掛けてしまうネット上の文章というものは、稀にですが確かに存在します。
しかし、コレ私の勘なんですが、そんな文章をインターネットを通じて世界中に大公開してしまう人というのは、そもそも上の例のように迷ったりしないと思うんですよね。
『うーん、この記事なんか完成度低い気がするなぁ...』と迷った時点で、十分に記事を客観視できてる場合が殆どだと思うんですよ。
それで『完璧じゃないから』という理由でその記事をお蔵入りにしてしまうと、大多数の人にとっては有益だったハズの記事なのに、その記事は誰とも価値を分かち合わずに世の中から消え失せる事になってしまいます。
これはあなたにとっても世間にとっても損失です。
世間は有益な記事を失い、あなたは記事から得られる貴重なフィードバックを失う事になります。
『完璧』に捕われ過ぎるとそうなります。
さらに言うと、あなたにとっての『完璧』は苦労すれば手に入らない事もありませんが、それが世間にとっても『完璧』となる事は永久にありません。
考えてみてください。
キリストにすらアンチがいるんです。
あなたに限らず、世界中の誰であっても、人類の誰もが納得するような完璧なブログ記事など書ける訳がありません。
あなたがアメリカ大統領でもローマ法王であってもです。
ならばどの程度を目安にするべきか?というと、おおむね満足出来るであろう8割くらいの完成度でオッケーです。
完成度が1割とか2割とかなら、あなたはおそらく迷わないでしょう。
すぐに『あ、これ全然ダメだわ』と気付くハズです。
投稿しようかどうか迷う時点で、大体の場合すでに7割から8割のレベルには達しています。
そこで迷うという事は、さらにその上の9割から10割のレベルを目指してしまっているという事です。
この時の状況がどうなっているかというと、このような形になっています。

5割のレベルまでなら大して労力も時間も掛けずにたどりつく事ができます。
8割のレベルというのはそこそこ努力が必要です。
しかし、それを更に上のレベルの9割から10割のレベルに持って行こうとすると、多大な労力と莫大な時間を使う事になります。
8割まで出来ていたものを9割、10割のレベルに持って行くというのは、イメージ的にはオリンピックの100m走選手が0.01秒のタイムを縮める為に人生を賭けて戦っているようなものです。
対してゼロのレベルを8割に持って行くというのは、普段走ったりしない私がちょっと走るフォームを見直しただけで、あっという間に0.5秒くらいタイムが縮まってしまうようなイメージです。
しかもこの図で示されている100%=完璧のレベルは自分にとっての完璧であって、世間にとっての完璧ではありません。
上でも書いたように、世間にとっての完璧は誰も手に入れる事ができません。
自分が考えている記事の完成度と世間からフィードバックされる実際の完成度の間には必ず落差があります。
その落差がどの程度なのかを見極める為には、実際に記事を投稿してみて結果を測定する必要があります。
結果の測定は必須です。
記事のクオリティを上げる努力はするべきですが、完璧を目指すあまり一つの記事の作成に時間と労力を掛け過ぎると、結果の測定を行う絶対数がなかなか増えません。
結果の測定によって得られた知識・教訓こそがあなたの貴重な経験値となるのです。
なので、記事を投稿する段階になったところでふと迷いが生じたとしても、心の中でひとこと「知らんがな」と呟いて、思い切って記事の投稿ボタンを押してしまいましょう。
迷った結果、記事をお蔵入りにする事で得られるものより、思い切って記事を投稿した結果から得られるものの方がきっと何倍も多いハズです。
頑張ってね!!
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