私が使っているMacBook Airは、13インチのMid 2013モデルです。
■起こったこと
結論から言いますと、SSDをデフォルトの500GBのものから960GBのものに変えたら、ローカルに保存しておいたメモアプリのデータが全部消えてしまいました。
なんてこった。

↑これですメモアプリ
幸いなことに、私にはタイムマシンで取っておいたバックアップがある。
ググってみたところ、バックアップデータ中の「~/Library/Containers/com.apple.Notes/Data/Library/Notes/」の位置にメモアプリのデータがあるらしいとのこと。
※ちなみにユーザーフォルダの下のLibraryフォルダは不可視フォルダとなっています。
不可視ファイル・不可視フォルダは「command + shift + .」で可視化できます。
もし同じ現象で困っている人がいたらこの方法で確かめることができます。
しかし、いざ見てみると何故かここもカラッポなんスよ。
マジかよなんでだよ。
他にも色々ググって調べたけど、メモアプリのデータがどこにあるのかさっぱり分かりません。
とりあえず怪しそうな場所をバックアップから探してみては片っ端からコピペで復元を試みたのですが、ついにメモアプリのデータが戻ることはありませんでした。
■取った対策
仕方がないから、SSDをもう一度デフォルトの500GBに戻して、メモアプリのデータをローカルからiCloudに移した上で、更にもう一回960GBのものにSSDを換装しました。
ローカルのメモは消えましたが、iCloudに保存しておけば大丈夫です。
これでメモアプリの件はなんとか解決しました。
しかし、データの復元を試行錯誤してる内に『移行アシスタントで二重にバックアップを復元する』という荒技を行なってしまった為、換装したばかりの960GBのSSDが残り10GBくらいになってしまったんで、またもやSSDフォーマットからやり直しとなりました。
ぎゃふん!
■SSD換装の詳細
私が買ったSSDはMac専用の↓コレです。

NVMe高速モデルのSSD。

まずはMacBook Airの電源を落とします。
次に電源を落としたMacBook Airを裏返して、購入したSSDセットに入っている専用ドライバーで背面のビスを全部外します。
そうなんですよ、この換装用SSDにはMacBook Airをバラすのに必要な工具もセットで入ってるんですよ。
ありがてぇ。
背面のビスは星形です。
ヒンジ側中央の2本のビスだけは長いサイズとなっています。
その他のビスは首下が2mmほどのかなり小さいビスなので、無くさないよう注意してください。

赤丸で囲ってある部分がSSD本体です。
青丸で囲ってある部分に六角星の黒いビスで固定されてます。
六角星のビスを取ったら、SSDを右に引っこ抜きます。

引っこ抜いたSSD。
SAMSUNG製のSSDで、S4LNO53X01-8030と書いてあります。

換装用のSSDを同じ向きで差し込みます。
向きは写真の通り、金色の端子が短い方が奥側、長い方が手前側となります。
しっかりと差し込んだら、六角星の黒いビスを元通りに締め直します。

外した背面を戻す前に、中に溜まったホコリをできるだけ掃除しましょう。
掃除が終わったら背面も元通りにビスを締め直します。
換装作業はこれで終わり!
簡単ですね😃

換装したばかりのこのSSDにはOSもデータも何もありません。
試しに電源を入れてみると、このように?フォルダが出てきます。
一度電源を落とし、『option + command + Rキー』を押しながら再度電源を入れ、復旧のためにインターネット経由で起動します。
この時気がついたことが2つあります。
1:連携済みのiPhoneやiPadがあったからかもしれませんが、何のデータも入ってないはずのこのMacBook Airが、勝手にインターネットに接続できてしまったこと。
2:iPhoneやiPadからは、接続済みのWi-Fiのパスワードが設定情報から確認できないこと。
2は肝を冷やしましたw
iPhoneやiPadは作業中に調べ物をする他にも、必要となったらWi-Fiのパスワードを確認しようと思って手元に置いておいたのですが、まさか確認自体が仕様でできないとは思わなかったです。
勝手にインターネットに繋がってくれて結果オーライでした。

インターネットリカバリモードをダウンロード中。
結構待たされます。
あまりに待たされたので疲れ切ってしまい、ここからは写真を撮り忘れてしまったのですが、手順としては、
1、ディスクユーティリティーでSSDを『GUIDパーティションマップ+APFS方式』でフォーマット。
2、タイムマシンはシステムとデータが別々に保存されているらしく、システムの方が結構古かったので、『OSをネット経由でクリーンインストール→その後移行アシスタントアプリを使ってタイムマシンからデータの復元』をすることに。(今思えば、『システムが古くても気にせずタイムマシンから復元→その後最新のバックアップデータを改めてタイムマシンから復元』の方が良かったかもしれない...)
3、Apple ID等、OSの再セットアップ。Wi-Fi設定は『後で行う』で回避。
4、移行アシスタントアプリを使って最新バックアップデータをタイムマシンから復元。
5、完成!やったぜ!!
という流れになりました。

空き容量が481.21GBもできました♪
私が買ったこのSSDは、スペック上は元々入っていたSAMSUNGのSSDよりも読み/書き共に2倍の速さとなるそうです。
今回の換装作業中に何度も見た起動画面が、すでに違和感を感じるほど速かったので、このカタログスペックは信じるに値すると言い切れます。
2014年7月4日に開封した私のこのMacBook Air。

当ブログ記事『MacBook Air 開封式』より
まだ当分は現役で働けそうです。
■今回の記事のまとめ
・SSDを換装する時はメモの内容を全てiCloud上に退避させる。
・SSD換装自体は非常に簡単。
・Wi-FiのパスワードはiPhoneの設定情報からは確認できないので、独自にメモっておく。
・NVMeのSSDは違和感を感じるほど動作が速い。

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