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2023年11月02日
【BUCK-TICK】Six/Nine (Part2:驚確編)
BUCK-TICKのヴォーカル、櫻井敦司氏の追悼レビューシリーズ記事2作品目は『Six/Nine』です。
Part1:入手編からの続きとなります。
回収版のBUCK-TICKのCD『Six/Nine』を手に入れ、ホクホク気分で家に帰った私は早速プレーヤーにCDを突っ込み聴いてみました。
...。
コレ凄くね?
スピーカーから吐き出されてくるあまりの暗黒空間ぶりに、私は驚愕してしまいました。
そして確信しましたね。
この『Six/Nine』が真の名盤であることを。
この確信は今でも揺るぎありません。
『Six/Nine』はガチの名盤です。
個人的にはバクチクの作品で一番の名盤だと思っています。
何かの音楽雑誌ではこのアルバム『Six/Nine』を“難解なダーク”と表現していましたが、この言葉はかなり的確に『Six/Nine』のトータルコンセプトを言い当てていると思います。
と言うのもこのアルバム、「音」や「言葉」という表面的なレベルだけで見た場合でも難解なダーク、そして一曲一曲それぞれの内容を掘り下げて見た場合でも難解なダーク、そしてそしてアルバム一枚を通して俯瞰の視点で見た場合でも難解なダーク、さらにさらに外部環境を含めたファンダメンタル的視点から見た場合であっても、もうどこをどう切り取ってもちゃんと“難解なダーク”で統一されてるんですよ。
私が『Six/Nine』を聴いて凄いと思ったところは、このアルバムが『難解でダークな曲がバラバラに寄り集まっただけ』のものではなく、金太郎飴のようにどこからどう切り取っても“難解なダーク”という一本の線を貫き通しているという、その統一性にあります。
この統一性があったから、アルバム一枚を通して聴いた時に私は驚愕の暗黒空間を体感することになった訳です。
次回からは『Six/Nine』にて、その暗黒空間を構築している数々の要素を大局的観点から語ってみようと思います。
曲ごとの掘り下げはさらにその後にしようかと考えてます。
そうでもしないとですね、まとめきれないんですよ、このアルバムが凄すぎて。
・Part3に続く