2010年07月12日

364日前の君へ

おめでとう!

君の判断は全て正しかった。

一時は本気でこの世界から消えてしまおうかと真剣に悩んでいた大馬鹿者の君だけど、あの日あの時に再びこの世界で立ち上がる決意をしてくれた事を本当に嬉しく思う。

最初は気楽に、自由に過ごしていたつもりの君が、次第に鬱々として行ったのはいつの頃からだったろうか。

不安で不安で寝て居られない。横になっていても、何をすれば良いのか分からないまま『とにかく何かをしなければ』という激しい焦燥感に駆り立てられて思わず飛び起きてしまう苦悩の日々。まさか自分の身にこんな切羽詰まった状況が訪れるとは君は夢にも思っていなかったろう。

でもそれが現実。

実際のところ、君をそこまで追い詰めてしまったのは他でもない君自身だったんだけどね。もし『人生を一望する事が出来る俯瞰の眼』というものが有るのなら、その頃の君は丁度自分で作り上げた迷路に迷い込んで袋小路でうずくまっているように見えたと思う。

馬鹿みたいな話しだけど、でもそれが君の現実なんだ。

但し馬鹿みたいではあっても、それは無意味って訳じゃない。

君は一度立ち止まり、うずくまる事によって『歩き続ける為に必要な精神力は、歩く行為それ自体によって養われ潤って行く』という事を、君自身の心で理解した。

大げさに聞こえるかもしれないけど、恐らくこの経験は君の人生のあらゆる局面に於いて適用する事の出来る不変の法則の一つだと思う。

それは、自然の摂理にとても似ているように感じる。朝顔の種を蒔けば朝顔の芽が出て育ち、可能な限り蔓を延ばし可能な限り沢山の花を咲かせようとするような。

だから君は大丈夫。

君は君の良心に従って、人生という名の大地に思いのままの種を蒔いても大丈夫。最初はほんの少しだけ勇気が要るかもしれないけどね。

例えその花が枯れ蔓が朽ちてしまったとしても、次世代を担う種は残るだろう。

そうしたらその種をまた蒔けば良い。

この種は望むものを育てる事が出来る魔法の種だ。

いつかこの人生という名の大地が形の無い世界に還ってしまうその日まで、可能な限り肥沃で美しい大地で在る事を目指して望むだけの種を蒔いても大丈夫。

でも、言っておくけど楽しい事ばっかりじゃないぞ。

君は暫くの後に歩く事も喋る事もままならない自分に気付いて愕然とする事になる。

他の人との摩擦や衝突も、少なからず経験する羽目にもなる。

銀行の口座の残高が千円以下になって、あまりの悲惨さに逆に笑いが込み上げて来たりもするんだぞ。

それでも十分な気力を持って毎日を戦い抜けば、一年後には概ね満足出来るような日々が待っている事は約束しよう。

だから君は大丈夫だ。


PS:
いくら心が荒んでいたとしても、君は歯だけは毎日きちんと磨いておくべきだった。今だに君は自分の虫歯の多さを気にして、人前で大口を開けて笑う事に躊躇いを感じていたりするような有り様だ。

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自由帳 - サムライEXP posted by 正宗 at 15:53 Thanks Reading!!
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