2010年09月25日

ハード・デイ(フラッシュバック) 2/2

昨日の続きです。


正宗「そうですか、分かりました。」

店員「どうもすみません。」

2時間?

待っていられる訳が無い。

ではどうするのか?

簡単だ。

もっと遠くに在る別のドラッグストアまで歩けば良いのだ。

私は再び大雨の振る空の下に身を晒した。


状況は何も変わっていない。

強いて言えば、みぞおちに感じていた鈍痛が腹部全体に拡大し、痺れるような激痛に変質した事ぐらいだ。

雷鳴が轟く中、目に映る全てを呪いながら力無く歩く。


正宗「すいません、ガスター10の12包を2箱下さい。」

店員「あ、只今薬剤師をお呼びしますので少々お待ち下さい。」

...やった。

ようやく辿り着いた。

ドラッグストア2件目にしてやっと胃薬を確保。

この時ばかりはさすがにホッとした。

薬剤師の説明を聞き、支払いを済ませ、気持ちを切り替えて街路にて再び傘を広げる。

良し、ここが折り返し地点だ。


帰りは、家の近くまで走っている線路沿いの小道を歩いた。

商店街や幹線道路に特有のゴチャ付いた風景は見たくなかった。

出来るだけシンプルな空間を歩いていた方が無心で居られるような気がしたのだ。

その直感は大当たり。

小道を歩いている途中で考えた事と言えば『これだけ周りに何も無いと、ひょっとすると俺に向かって雷が落ちて来るんじゃないか?』という恐怖の妄想ぐらいのものだった。

今日のような異常にツキの無い日にはあながち有り得なくもないな、と半分本気で考えていた。


家に着き、玄関に入ると同時にびしょ濡れになった服もジーパンも全て脱いで洗濯機に放り込み、即座に洗濯を始める。

買って来たばかりのガスター10の箱を早速開けて一包飲む。

本当はそのまま寝込んでしまいたいくらいキツかったけど、冷え切った身体を温めるべく激痛の走る胃をさすりながらシャワーを浴びる。

その後、完全に身体の水気を拭き切り室内に洗濯物を干し、エアコンの暖房を入れた。

これでようやく横になれる。

暖房まで効かせた部屋でベッドに横たわり布団を被る。

しかし、身体の奥の方にはまだ寒気の塊が巣食っている感覚が残っていた。

ひょっとして、風邪を引いたのか...?

どうにもならない不安を抱えながらも、最早寝るしか他に無かった。

眠りに落ちる最中、雨に濡れながらひたすら打ちひしがれて帰って来た事が以前にも有ったっけなぁ、と少しだけ昔の事を思い出した。


そして翌日。

ラッキーな事に風邪の症状も全く出ないままに私は目覚めた。

少し寝不足気味ではあるけれど、今日の仕事が終わったら改めて病院に行ってみようと思った。


昨日の苦闘が嘘のようにスイスイとスムーズに進む診察。

職場の知人が話していた通り『取り敢えず薬出しときゃ良いだろう』といったタイプの医者ではなく、しっかりと胃痛の原因を探ってみようという意思が伺えた。

看護師との連携も素晴らしく、この辺りからも医者としての意識の高さが見て取れた。

今回の診察の結果、私は来週の月曜日に再診して貰うべくもう一度来院する事になった。

2010-09-25-01.jpg恐れていた事が

胃カメラを飲む為に。

うわーん、怖いよぉー!!

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健康 - サムライEXP posted by 正宗 at 15:19 Thanks Reading!!
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