昨日まで部屋の掃除をしていてスペースに余裕が有ったので、ふと思い立ってコイツを引っ張り出してみました。

Roland JD-800です。
コイツの価値は、この圧倒的な迫力を持つ外観に有ります。
私は、このJD-800よりも格好良いシンセサイザーを今まで見た事が有りません。
往年のアナログシンセ(←1980年代まで主流だったシンセサイザー。現在再び人気となり新製品が出るようになった。記録された波形データを読み込んで電子的に音が出るのではなく、リアルタイムで電気が本当に音を鳴らしてる)は勿論、最近のバーチャルアナログシンセでもパネル上にツマミやスライダーが整然と並んでいるデザインのシンセは沢山有るのですが、その中でもJD-800の格好良さは群を抜いてると思います。

おまけに私の持っているJD-800は完全動作の極上美品です。
恐らく、世界に現存するJD-800の内でもトップクラスに値する美品中の美品だと思われます。

何故なら、殆ど使われた事が無いからです。
私が2オーナー目なのですが、初代オーナーは演劇中の伴奏の為に新品で購入し、数回使った後ハードケースに入れてそのままずっと放置しており、それを私が買い取った後、設置する場所が無くて困ったあげくハードケースに入れて今までずっと放置していたからです。

JD-800はその見た目と裏腹に非常にデリケートな筐体をしており、鍵盤裏の錘が外れたり(Rolandの使用した接着剤の材質的な問題でした)サイドパネルが割れ易かったり、スライダーの数値が暴走したりとトラブルが多発したシンセなのですが、私のJD-800は錘対策の為に鍵盤を交換しただけで他は元気に動いています。
どこにも割れは有りませんし、傷も無いし、手垢変色も無し。
ウヒャホウ!!

スライダーを操作して音をデザインしていくのが凄く楽しいです。
何の変哲も無いピアノの音が、気が付くと狂った恐竜の咆哮みたくなってたり(笑)
あと、あなたがシンセを少なからず弄った事が有る人ならこう書いても理解出来ると思いますが、カットオフとレゾナンスが割と強めに掛かるのでバチュンバチュン鳴らして遊ぶ事も出来ます。

ずっと出しっ放しにしておく訳にもいかないので、またハードケースに仕舞わなければならないのですが、いくら宝物とは言え楽器は楽器。
音出してこそ楽器は最高に輝くってもんですよ。
なので、音楽活動を始める事を念頭に置こうかなーと思っています。
まったりのんびり、平和に音楽をやって幸せに暮らそうかと(笑)
あと、私が最もCDを買っていた90年代のものを中心に、あまり世の中に出て来なかったけど私の超お勧めマニアックアーティストの事なんかもこれからは気が向いたら記事に書いてみようと思います。
という訳で本日から始まった新カテゴリ『今日の音楽』をどうぞよろしくね!
セット目標:音楽活動をしている