『アマゾンで電子書籍出版をしてみたいけど、税金とかどうなんの?』と考えてるあなたへ。
売れたらどうなるのか?を、今日は実例を挙げてお話しします。
実例はコイツで
コレは私の出版した本です。
定価は980円。
アマゾン以外でも売りたいと思ったので、印税は売り上げの35%になります。(ちなみにアマゾン専売だと70%に出来ます)
で、コイツが一冊売れるとどうなるか?
まず、定価の980円は税込価格です。
税抜きだと907円になります。
なので『印税は売り上げの35%』というのは、税抜き価格907円の35%=自分が受け取る印税額、という意味になります。
私、売ってから初めて気づいたんですけどね。
笑わんといてね(笑)
ってな訳で、980円の本が一冊売れると、907×0.35=317.45=318円(端数繰り上げのようです)が自分が受け取る印税となるんですね。
以前に書いた記事『アマゾンから支払われる印税収入の税金を日米二重に払わずに済みそうで安堵する』で述べた通り、アマゾンジャパンで売れた分に関しては、米アマゾンからは課税されない事を実際に確認しました。

アマゾンの説明ではこう書かれてます
“米国の Kindle ストアでの売り上げに対するロイヤリティの支払いには、米国の源泉徴収税率 30% が適用されます。”
Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング: Amazon の Kindle ストアでの電子出版に関するヘルプ
https://kdp.amazon.co.jp/help?topicId=A1CTSIBPDAAJ0M
これは『米アマゾンで売れた場合だけ、アメリカでも課税されるよ』という意味で書かれています。
そんで発行された明細(具体的な数字の公開は規約違反となるようです。スマン!)を見てみたら、源泉徴収金額や調整金額などはホントに一円も引かれてなくて、売り上げた冊数通りの印税額がちゃんと銀行口座に振り込まれてました。
残る問題は、受け取った印税を納税的にはどう考えなきゃならないか?です。
結論から言えば、売り上げが多いと確定申告することになります。
『出ました!確定申告!クソめんどくせぇ!』
↑私の心の声です。でも意外とシンプルです。
まず、1月から12月までの印税入金額を合計します。
どこかから給料をもらう勤務マンのあなたは、給料以外の所得(印税はこれに含まれます)が20万円を超えたら確定申告です。
給料を誰からも貰ってない社長マンのあなたは、38万円を超えたら確定申告です。
ただし、確定申告が必要になるだけの入金があったとしても、何らかの必要経費が認められれば、もしかしたら確定申告は不要になるかもしれません。
例えば、勤務マンのあなたが印税で21万円受け取ったとしても、必要経費が2万円あったとすれば、実際の利益は19万円とみなされて、確定申告は無しになります。
どんなものが必要経費となるのかは、実際に売れてから考えよう!!
話はそれからだぜ。
─ 昨日より一歩豊かに ─