いつの頃からか、時々私のMacがキーチェーンアクセスのパスワードを連続で聞いてきて冷却ファンをぶん回し、そのままフリーズしてしまうようになってしまったんですよ。

“CommCenter”がキーチェーン“ログイン”を使おうとしています。

“CallHistoryPluginHelper”がキーチェーン“ログイン”を使おうとしています。
突然↑こんなのがドバドバ表示されて、そのままフリーズしてしまうんですね。
他にも“Messages Agent”やら“accountsd”とかもフリーズする時によく見かけます。
最初はOSの不具合か不正アクセスかウィルス感染を疑ったのですが、どうやらMacのユーザーログインパスワードとキーチェーンのパスワードが一致していないとこのような現象が出るようです。
私の場合、以前SSDを換装した時に何度もOSのクリーンインストールやらバックアップの復元やらやっていたので、もしかしたらその時にパスワード不一致となる原因が出来てしまったのかもしれません。
さて、対処法です。
■対処法
簡単でした。
『システム環境設定>ユーザーとグループ>パスワードを変更』にてユーザーログインパスワードを変更するだけです。
※気持ち的にApple IDのパスワードと間違えそうになってしまいますが、違います。変更するのは起動時やスリープ復帰時に入力するユーザーログインパスワードです。
ユーザーログインパスワードを変更すると、それに合わせてキーチェーンのパスワードも自動で変更されるそうです。
根拠はアップルのサポート『Macでキーチェーンのパスワードをアップデートする必要がある場合』のページです。
『ログインパスワードとキーチェーンに保存されているパスワードは同期させることができます。これを実行するには、「ユーザとグループ」設定でパスワードを変更します。キーチェーンのパスワードはそれと一致するように自動的に変更されます。』と書いてあります。
ユーザーログインパスワードとキーチェーンのパスワードが一致してさえいれば、このキーチェーンフリーズは起きません。
ならば、『ユーザーログインパスワードを変更して、キーチェーンのパスワードを自動的に同期させる』のが最も簡単な対処法となります。
もし『キーチェーンに格納されているパスワードを全消去する』という対処法を考えているなら、いったん思いとどまってください。
ユーザーログインパスワードを変更するだけで助かるかもしれません。
今回の対処法で、今のところ私のMacはキーチェーンフリーズを起こさなくなりました。
何かの作業中でもお構いなしにフリーズしてしまっていたので本当に大助かりです。
ユーザーログインパスワードは、『いったん別のものに変更してログインし直す→すぐにまた元のユーザーログインパスワードに変更して再びログインし直す』としておけばその後も迷わずに済みます。
参考までに。