
踵の部分が完全に剥がれてます。
『俺を束縛しないでくれ!俺は...俺は自由になりたいんだ!!』と言わんばかりのパッション。
ちなみにこのシューズは呪われてます。
コレを履いて歩いてると、周りに誰も居ないのに明らかに自分の物ではない、踵を地面に打ち付けるような妙な足音が100%の確率で聞こえて来ます。
怖いね!
さて、コイツをどうするか。
普通に考えれば、ここまで立派に生き抜いたシューズなら、感謝と尊敬の意を持って輪廻転生の旅に送り出しても良さそうなものですが、コイツが現世で更にもう一働き出来る素晴らしいアイデアが唐突に私の頭の中に閃きました。
まず、何でも良いので先の尖った物を用意します。

キリ、若しくはナイフ等が有るともっと良い感じです。
そんな物をどうするのかって?
決まってるじゃないですか。

装備するんですよ。
暗殺者が使う事でお馴染みの仕込み靴です。
コレさえ有れば後ろ回し蹴り一発でターゲットを確実に仕留められます。
問題は刃先を自由に出し入れする事が出来ない点で、武器の存在がターゲットに割とバレバレなところでしょうか。