どうも!日本の旅人正宗です。
前回の『その15』の続きとなります。
最初から読んでみたい方は『会津田島探訪記 その1 - まずは那須塩原駅へ』をどうぞ!

鴫山城大門を後にし、いよいよ愛宕山山中へと踏み入りました。

左の建物から水の流れる音が聞こえます。
どうやらここが『うがい清水』のようです。

名前は『うがい清水』でも、ご覧の通り『ここの水は飲めません』の注意書きがあります。
と言うより、山中の水場という事でそこかしこにムチャクチャ沢山の虫がいます。
なので飲用はもとより、うがいすらもってのほかです。
写真の右側に小さく載ってるのですが、手を洗うくらいがギリですね。
手が泥まみれになってしまった場合など、洗った方がマシと思える時に使いましょう。
『うがい清水』の名前を見て『ここで飲み水が確保できる』と判断すると大失敗しますので、愛宕山を訪れる際にはご注意あれ。

水は飲めなくても腰を下ろせる場所はあります。

さて、行きますか!
愛宕神社方面に向けて登山再開!

うがい清水から少し離れた場所に何かの建物がありますね。

『三佛堂』というお堂でした。
今は完全に閉まってますが、お正月などのイベント時には開いたりするのかもしれませんね。

三佛堂脇の階段を上ります。
かなり人の手によって整備された道が続いてるので、今のところ楽です。

振り返って三佛堂を見下ろしたところ。
この辺りからだんだん傾斜がキツくなり始めます。

道幅もかなーり狭くなりました。

道幅が狭いため、山頂に続く道のライン取りが上手く把握できません。

『御茶屋場』に到着。
約半分登った、ってとこでしょうか。

山中に垂れ下がる電球。
明かりを点ける事もあるんですね。

『主水曲輪』に到着。
傾斜がかなりキツくなってきました。
蒸し暑さも相まって、もはや汗だくです。

主水曲輪の看板から先、木立の合間からうっすらと建物らしきものが見えます。
もしかしてあれが山頂の神社か?
ふぅー、よーし気張って歩くかー!

階段だー。
人工物を見ると神社が近づいてきた気がしてホッとします。

うぉー手すりだー!
こりゃいよいよ山頂も間近か?

しかし、山頂の神社に見えたそれは、近づいてみると巨大な岩だった。
この岩がどうやら『馬返し岩』のようです。
神社と思ってたそれが岩だったので、ショックのあまり看板を見落とす私。

ぐぉ〜しゃーない、頑張って歩くかぁ〜!!
さっきからチョイチョイ写真の手ぶれが酷いのがありますが、それはゼーゼー肩で息をしながら根性で写真を撮ってるからです。
その場で見直して撮り直す余裕はありませんでした。

漫画のキングダムで、丘とか山に砦をつくった敵軍を相手に、歩兵が麓から走って登りながら敵と戦って砦を攻略する、みたいな話があるじゃないですか?
アレね、無理。
もう足動かすのがやっと。
甲冑とか武器とか身につけて、戦いながら登るとか考えただけでもうマジ無理。
うがい清水で引き返すべきですわコレ。
平和万歳!

!!
突然、それは現れた。
木々の向こうに明らかな人工物。
た...建物だ...。
今度こそ間違いない...いよいよ山頂に到着だ!!
噴き出す汗、フラつく足、疲弊しきった肺。
朦朧としながらも『あと少し...あと少し...』と自分に言い聞かせ、山頂に向かって最後の歩を進めた。
さらに続きます。