どうも！高値安定の正宗です。

思い切って高値をつけてみたいあなたへ（笑）

本書はその勇気を与えてくれる本です。


ダンケネディ氏とジェイソンマーズ氏の共著『世界一ずる賢い価格戦略』という本のレビューです。

本書は基本的に『高値を付けるべき』とのスタンスが取られてます。

どうすればそれができるのでしょうか？

本書では、安値を売りにしてしまうと業界で一番、場合によっては世界で一番安くする必要があると語ってます。

安値を売りにするなら『二番目に安い！』では意味がありませんからね。

仮に最安値のポジションをこの先ずっと取り続けたとしても、それで十分な利益を出せるのは、元々体力のある大企業に限られます。

なので、大企業を経営してるのではない限り、高価格で商品を売って利益を生む戦略が必要になるんですね。

さらに、値上げをする時よりも値引きをする時の方がより慎重になる必要があると本書には書かれています。

なぜなら、本当に大切にしなきゃいけないのは、早い段階で値引き無しで買ってくれた人の方だからです。

極めて同感ですね。

なので、早い段階で代金を支払ってくれた人の満足感を高めるために理由もなく値上げするのは構いませんが、値引きには理由が必要です。

まだ代金を支払ってない、見知らぬ人の事ばかり考えていて、この視点をうっかり忘れてしまってる人って結構多いのではないでしょうか？

そう考えると、長期優遇割引的な制度などは、非常に理にかなってる事が分かりますよね。

この本で最も感銘を受けたのは『Chapter10 価格と製品の鎖を断ち切る』です。

高価格を付ける為の、最も根本的な部分でのものの考え方が書かれています。

総じて『Part1 理論編』は非常に役に立ちます。

ぜひ、今すぐ読んでみてください。

この本は90日間の返金保証つきです。

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PS：
折しも今現在、昨年の台風が原因でいくつかの種類のポテトチップスが一時的に生産中止に追い込まれていますが、手に入らないとなると無性に食べたくなったり、それを見越してポテトチップスが一袋数千円になったりしてるのも、ある種の高価格戦略です。（個人的にこのやり口はどうかと思いますが...）

また、ポテトチップスは普段通り潤沢に出回っている時でも、ザギンやギロッポンでクラブ活動をすると、バスケットに盛られて一袋数千円に化けたりしてる様を見る事ができたりしますが、これもある種の高価格戦略ですね。