どうも!オカルトフィクサー正宗です。
連日暑いですね。
そんな訳で今日は怪談です。
苦手な方は今のうちにお引き取りを、、、
高校の頃の同級生の友人に聞いた話です。
夏休みに入り、部活の合宿のために学校に泊まり込んだ時のことです。
夜、部員の何名かが空いてる教室に入り込み、そこで怪談をはじめました。
当然あたりは真っ暗。
しーん...と静まり返った夜の校舎は不気味さ満点で、怪談は異様なほど盛り上がったそうです。
集まった部員の何人目かが怪談を話している時、突然その中の一人が「うわっ!」と叫びました。
うぉびっくりした! なになに!? なんだよなんだよ!!
皆が驚いて口々に騒ぎ立てる。
聞くと、視界の端に黒い人影が見えたので思わず驚いて叫んでしまったらしい。
しかしよくよく見ると、その人影は教室の後ろ側の黒板についてる汚れだった、と言う。
なるほど、振り返って後ろの黒板を見てみると、確かにその黒板には大きく汚れた跡があった。
落書きか何かの消し残しのようだ。
言われてみれば人影に見えなくもないが、そこにいる全員が見えているし、物理的な何かなのは確実だった。
ビビって皆で叫んでしまったことが恥ずかしくなったのか、部員の一人が黙って後ろの黒板に歩み寄ると、黒板消しを手に取った。
そして汚れを消そうとして「えっなにコレ!?」と叫んだ。
全員、顔を見合わせて後ろの黒板に走り寄る。
「黒板、コレ、濡れてるんだけど...」
それは、チョークによる落書きの消し残しではなく、人の形に濡れた黒板でした。
黒板の周りには水が出るようなものは何もない。
後ろの黒板に近づいた部員など一人もいない。
皆、完全にビビり上がり、電気が点いた明るい部室までダッシュで逃げ帰ったそうです。
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2023年07月17日