どうも!俺を守るお前を俺が守る正宗です。
突如ガイナックスが破産したと聞いて驚きました。
ガイナックスとはアニメ制作会社です。
代表作は文句なく『新世紀エヴァンゲリオン』でしょう。
おそらく、日本において上から五本の指には入る有名アニメ制作会社と言えるのではないでしょうか。
私には昔、重度のアニオタパイセンがいました。
このアニオタパイセンが実にいいヤツで、なおかつ料理がうまかったんですよ。
私はこのアニオタパイセンにやたら可愛がられていたので、しょっちゅう家に遊びに行ってはメシを食わせてもらったり、ゲームで遊ばせてもらったりしていました。
当時、アニオタパイセンはエヴァンゲリオンに狂っており、私もその影響を受けてTV放映分は余さず観ていました。
思わせぶりな謎がたっぷりと出され、そのほとんどが何の解明もされないまま終わる、という流れに衝撃を受けたものです。
映画になってからは、あまりの意味不明さに観てられなくなったため、私の中でエヴァンゲリオンはそこで終わりを迎えました。
アニオタパイセンからは、同じガイナックスの作品である『ふしぎの海のナディア』や『トップをねらえ!』も観せてもらいました。
潜水艦に浸水してくる水を全部飲み干そうとするシーンや、ロボットが腕立て伏せをしてるシーンで思わず爆笑してしまったことを今でも覚えています。
今回、破産したということでガイナックスの沿革を改めてよくよく調べてみると、2007年にそれまでの中心人物だった庵野秀明氏が独立してカラーという映像制作会社を起こしており、エヴァンゲリオンの版権は現在このカラーが持っているようです。
その他、私自身は観ていなかったのですが、世間で大きく話題となった作品『天元突破グレンラガン』の制作の中心となった今石洋之氏と大塚雅彦氏は、2011年にガイナックスから独立してトリガーというアニメ制作会社を作っています。
ガイナックスのそれまでの主力スタッフの多くはこのカラーとトリガーのどちらかに移籍しており、私の知る過去の栄光のガイナックスは、2012年あたりからはほぼ名前だけが残った抜け殻となっていたのが実状のようです。
過去の栄光があったからこそ、その名声に寄り掛かり、経営がずさんになり、問題を垂れ流し、結果ガイナックスは空中分解するに至った、と言えなくもないかもしれません。
ガイナックスという商標は今後カラーが引き継ぐようなので、これである意味元通りとなったのかもしれません。
しかし、こんな無惨な形で一つの時代が終わったのかと思うと、私のようなにわかであっても言いようのない歯切れの悪さを感じてしまいます。
長年の根強いファンの方からすれば、さぞかし残念なのではないかと。
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2024年06月07日